混雑する確定申告会場には、本当は行く必要なし

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、

申告所得税、贈与税及び個人事業者の消費税の申告期限・納付期限の延長が国税庁から発表されました。

令和2年4月16 日(木)まで延長です。

会計事務所で働いている人は

仕事にゆとりができて良かったと思っている方が、

多いのではないでしょうか。

ところで、いつも通っている床屋の店主から

確定申告は混雑しますから、よかったですね

と言われました。

そんな混むものなんですか?

私は、実は確定申告会場を見たことがないので

どのくらい混雑しているのか知りません・・・

会計事務所勤務の同業者は、

そういう人が多いのではないでしょうか?

その話をしたら床屋さんはビックリしていましたが、

税理士は、申告書については、

電子申告するか郵送するので

税務署に行くこと自体があまりありません。

税務申告書を出し慣れていない人の“あるある”ですが

持っていくと係の人が内容を確認してくれるので

安心するというのですね。

それは、まったく意味がありません。

あれは、内容を確認しているのではなくて

最低限必要なものがあるか、見ているだけなので

受け取ってくれたからと言って、

何かのお墨付きを得られる訳ではありません。

それに、持っていくことで、万が一

何かが足りないなどと言って追い返されてしまうと

納税者にとって、いいことは何もありません。

それで、期日を徒過してしまったら、大変です。

電子申告や郵送にて申告した場合、

税法に規定している必要なものさえ提出できていれば

万が一不足しているものがある場合、

後で税務署から連絡がきて、

提出するように教えてくれます。

確定申告会場という仕組み自体は

どう確定申告したらよいか分からない人向けのもので

自分で作れる人は、家でやればいいんです。

そういう方の場合、会場で作ったからといって

得られるメリットは何もありません。

ですので、自分で申告書を作れる方については、

税務署に行かずに、これで確定申告書を作成して

電子申告なり、郵送することをお勧めします。

最近のE-TAXはとても使いやすいです。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。