社会福祉法人の経理業務効率化が進まない理由

社会福祉法人の業務は、とても難しいです。

なにが難しいかというと・・・

社会福祉法人会計基準が、

上場会社レベルの難しい水準の内容なのに

社会福祉法人で働く経理の人が、

そのレベルに無いことが多いからです。

むしろ、社会福祉法人会計基準は

内部取引相殺消去など、

企業会計よりも精緻さが要求されます。

そういった中で、会計事務所の担当者の力量が低いと

時間をかけてクライアントに接している割に

細かい指摘ばかりで、仕事が楽になることなく

現場は、疲弊していってしまいます。

実は、クライアントからの声として、

新しい会計事務所の担当者は、

マジメに細かく対応してくれるのに

かえって前よりも大変になった

という声は、実際に多いのです。

なぜかというと、

レベルが低い担当者が社会福祉法人を担当すると

「ここをこう直してください」みたいな

モグラたたきのような指摘に終始し

誤りの原因を伝えられないため、

社会福祉法人の経理担当者は、

いつまでたっても、自力で解決できず、

同じミスを繰り返すことになるからです。

不毛です・・・

では、どうしたら良いか?

会計事務所の担当者を変えてくれと頼むことです。

私は、社会福祉法人のクライアントの対応は

会計事務所におけるチームマネジメントと同じように

するべきだと思っています。

これは、 誰でもできることではありません。

会計事務所では、社内で新入社員に対して

十分なインプットをしないまま

これ違う、あれ違うと大量に

言い放つことはありません。

業務担当者のレベルに合わせ適切な教育がないと

無駄な時間を過ごすことになり

レベルアップしないで終わってしまいます。

こういったことは、会計事務所では

当然、高い力量を持った人が携わります。

早期に戦力化したいのであれば、

モグラたたきのように指摘するだけはなく

出来ていない部分を教えて、そのスタッフが

自分の力で判断することができるように

しないといけません。

当然ながら、こういった教育は、

誰でもできることではありません。

有能なスタッフを育てた実績がある

管理職でないと実施は不可能です。

なので、

担当者変更して!

とさらりと言うことが、

業務改善の近道だったりするものなんですよ。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。