仕事で単純ミスをしないための心がけ

税理士という仕事は、ミスできない仕事ですが、

気をつけていても、ミスしてしまうことがあります。

でも、税理士がミスをすることは、許されません。

これは、税理士業界で働いている人の

多くある仕事の悩みのひとつで、

私も後輩から相談されることが多い内容です。

私の大手税理士法人での勤務経験からすると

全体の社員の5%位は放っておいても

正確な仕事ができます。

逆に言うと、税理士になろうとする人の95%位は

放っておくと正確な作業ができません。

ダメダメです・・・

計算するだけが税理士の仕事でないと言っても、

このままだとさすがにまずいです。

ちなみに私は、正確な作業ができない方に属します。

単純ミスをどうやって克服するかは、

みんな悩むところですが

私がどうやって克服したか、ご紹介します。

1.同じ手順でチェックする

私は、どんな内容でも画面で見ずに、紙で出力して、

色付きボールペンで、確認した数値を

すべてチェックするようにしています。

また、文章については、定規をあてて

読んで間違いがないか確認しています。

緩慢にチェックしないための工夫です。

そこまでやるか?と思うかもしれませんが、

私はそそっかしいので、ミス率0%にするためには

ここまでしないといけないと思っています。

なお、私は、作業した当日に

チェックしないようにしています。

何故かというと、チェックの制度が落ちるからです。

翌日の午前中など頭の冴えた時間帯に集中することで、

完璧にチェックできるように心がけています。

2.整理整頓をする

間違いのない仕事をする工夫として、

整理整頓をしています。

間違えないファイリングを心がけています。

具体的には、必ず、作業成果物と同じ順番で

インデックスをしてファイリングをしています。

これは、見落とすミスを少しでも減らすための工夫です。

また、不明な点について調べた書籍のコピーなど

わかるように綴じています。

ちなみにミスが多い人は、そもそも

ファイリング自体ができていないことが

ほとんどです。

3.意味が分からないで作業をしない

人間は、意味が分からないものについては、

注意が散漫になります。

そこで、心がけているのが、

しっかり事前勉強することで、理解をして

仕事をするようにしています。

早い段階で勉強することによって、

間違った作業を自分がしていても

気づく可能性が高くなります。

4.ゆとりをもって作業をする

急いでやらなければいけないと、

焦って間違えるということがあります。

そこで、私は、できるだけ焦って

仕事する必要がないように、

前倒しで仕事をするように心がけています。

定型的なの仕事(例えば決算や給与計算)の場合には

必要であれば、本番前に事前にシミュレーションをして

本番の時に焦らないようにしています。

ざっと思いつくのはこんなところですが、

勤務時代から試行錯誤してやってきました。

私の経験からですが、

仕事の経験が2、3年位の段階だと

多くの場合には、間違えまくります。

見たつもりなのに、間違っている!!

なんてことがたくさんあります。

これは、ミスの発生がないように、

仕事の振り返りをすることと

山のような仕事をこなすことで、

間違えなくなります。

量から質に転換する瞬間があります。

申告書作成など、間違えまくって、上司から怒られて

俺って向いてないのかなあ~と思っても

我慢強く取り組むと、

きっとできるようになると思いますよ。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。