税理士・会計士が面白いセミナーをするためには!?

セミナー講師が苦手という税理士、会計士は

多いんじゃないでしょうか?

今日は、そういう向けに

私が心がけていることをお話しします。

私が、初めてセミナーをやったのは、

もうかれこれ20数年前になります。

初セミナーは、よりにもよって、

某大手リース会社の研修会講師で

参加者は100名以上、

そして全国主要支店に中継されるという

恐ろしいシチュエーションでした・・・

自分の中で、ボロボロの経験をしたことで、

努力し、数をこなすことで、だいぶマシになり、

時には、感謝のお手紙など頂けるようになりました。

私が、いま、一番心がけているのは、

難しい専門的な話をするにしても

聞き手に興味を持ってもらえるように

できるだけ笑ってもらえるようにする 。

もてなす気持ちを大切にしています。

例えば、この説明読んでどう感じますか??

昨日、隣の山田さんの家に言ったら

黒い猫が足元を横切って・・・

玄関を開けたら靴がたくさん並んでいて・・・

いもの匂いがして・・・

で、何しに行ったの?

回覧板届けに行った。

面白くねえ!!

だからなんだって感じじゃないですか??

この説明では、時系列に忠実なだけで

なにを言いたいのかさっぱり訳がわかりません。

興味を引く内容でもないですし・・・

でも、会計税務のセミナー・講座というのは

こんな風になりがちです。

仮に教えることが目的であったとしても

計算規定を上から順になぞっているだけ

つまらなすぎです・・・

参加者が寝てしまうというのは

参加者の責任だけではなくて

つまらない話をしている講師側に

大きな問題があります。

まず、大切なのは、制度の趣旨・目的を

興味を持って聞いてもらい、

大筋をわかってもらうこと。

これによって聞き手が話の筋を

見失うことがなくなります。

例えば・・・

租税回避について

スーパーマリオで階段から降りてくるカメを踏んで

無限1UPする話に例えたり

相場のない株式の価値について

松田聖子のハンカチの値段に例えたり

組織再編成における適格要件について

お付き合いと結婚の話に例えるなど

興味を持たせて理解を促進させる手段は

いくらでもあります。

そして制度が変わったのであれば

どんな問題があったので、

制度が変わったという話を

しなければいけないです。

それが終わって、初めて、

誰でもわかる簡単な言葉で

計算規定などのややこしい内容を

説明するべきなんですよね。

なにを言いたいのか分からなくて

かつ、ややこしい話を順番に細かく話されるほど

苦痛なものはありません。

さらりと書きましたが、

このようなセミナーをする前提は

莫大な学習量です。

要するに、面白おかしく専門的な話をするには

レジュメがなくても

アドリブで話ができるような位まで

頭に情報が入っていないと、余裕がないので

そんなことしようとしても無理なんですよね。

なので、持ち時間ぴったりで終われないなんて人は、

知識不足・準備不足のため、そもそも論外な訳です。

今日の結論は、セミナーをやるためには

たくさん勉強しましょう!

ということでした。

毎日修業です!

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。