「困っていない人がクライアントになってくれないかなあ」という不埒な悩み

私は、ここ数週間、

困っていない人がクライアントになってくれないかなあ

なんて、不埒なことを考えていました。

なぜかというと最近

・社内のこまごまとした業務

・営業活動

・クライアント業務

が忙しくて、休みの日がない状況になりつつあります。

特に、クライアント業務では、

困っているお客さんが集まってくるため

その期待に応えるために、

想像以上に時間を使っています。

独立前に接していたクライアントと比較すると

ほとんどが困って集まってきた方々で、

こちらに対する期待感が高く、

期待を超えるパフォーマンスを出すのが大変です・・・

独立前の職場のクライアントは、

そこまで会計事務所に対する期待が高くなく

友達の経営者も頼んでいるし、

うちも頼んでおくか、くらいの

感覚の人も少なくなかったと思うんですよね。

なので、スキルが低いスタッフでも

対応できていたんじゃないかと思うんです。

そんな訳で、

困っていない方がクライアントだと

仕事が楽だろうな、なんて

不届きなことを、考えてしまっていた訳です。

今、私は、最近仕事で考えに行き詰まると

NPO法人 Startup Weekend 理事長の李さんに

相談しています。

李さんは、多数の起業家の育成実績がある

私の尊敬する大先生です。

こんなことを話したらお叱りを受けました。

「スタートアップ企業には、自分たちの代わりに

営業をしてくれるお客さんが必要なんです。

そういうお客さんと付き合わなければいけません。

すごく困っている人を何とかしてあげて、

彼らが満足することで、

起業家の替りに営業や宣伝をしてくれるのに

彼らを大切にしなくて、

どうやってお客さんを増やしていくんですか?

困ってないのに、頼む人は確かにいますけど

そういう人は、そもそも自分が困っていなので

しっかり仕事をしても、

宣伝してくれることは期待できません。

そういう属性のクライアントは、

企業の成長過程で勝手に増えるもので

スタートアップの時期に大切にすべきは、

そういうお客さんではありません。

すごく困っていて、仕事を頼んでくる人に対して

全力で対応するのが一番なんです。」

お前、俺が散々教えてきたこと

まったく、理解してないだろ!!

くらいの勢いで一気に話をされました。

完全にアカハラです笑

女の子だったら泣いちゃうんじゃないですかね・・・

私は、ついつい、忙しい日々の中で

自分の働く時間や貰える報酬との兼ね合いで

目先の効率を考えてしまっていたのですが

未熟でしたね。。。

企業の成長ステージを考えると

イノベーター理論で言うアーリーアダプターを

大事にしなくてはいけないステージです。

新しいもの・サービスに対して、

ある程度の判断力によって行動する

アーリーアダプターが宣伝してくれなければ

私たちの業務が急拡大することは、あり得ません・・・

毎日の目の前の仕事に忙殺されていて

経営者としての視点を失っていたのではないかと

反省しました。

経営者としても、学ばなければいけないですし

税理士として、勉強も続けないといけないですし

そうはいっても、日々の雑務もあるし

目の前の仕事もこなさないといけないし、

毎日、やることが山積みです・・

頑張ります!

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。