経理アウトソーシングは、会社を変える

先日、大学時代からの友人の

愛の野菜伝道師 小堀さんが

フリーランスになるということで

お祝いの会に行ってきました。

彼女は、多数のTV出演は勿論のこと、

その業界では、かなりの有名人です。

商売されている方で「野菜」で困っている方がいたら、

ぜひ彼女に相談してください。

その会で、ある経営者の方が、

こんなことを相談されました。

経理の仕事をなんとかしたいんですよね。

うちみたいな小さい会社は、

経理の仕事を他の仕事をしない言い訳に

して欲しくないんですよ。

そうなんです。

従業員100人位の会社では

経理の仕事は1人分の労働力で済みます。

そのため、1人の社員が対応することがほとんどで、

仕事がブラックボックスとなり、

なにをしているか分からなくなりがちです。

そうなると、マネジメントができません。

このような場合、方法が2つあります。

外部へのアウトソーシングする方法、

社内の経理業務を可視化・効率化する方法です。

今日は、経理アウトソーシングの話をしていきます。

外部へのアウトソーシングで良い点は、

会計事務所系のアウトソーサーに頼めば

もともとの業務の見直しをしたうえで、

一気通貫で会計人事の仕事をしてくれるため

スピーディーな処理が可能になり

社員のマネジメントやモチベーション管理の

必要がなくなります。

そもそも、1人でやる業務は、

マネジメントが困難です。

社内で経理をやっている場合、

そもそも業務内容が分からないですし、

「今日、仕訳何本入力した?」などど

管理するのは難しいですよね。

一方、経理を本業にしている会社であれば

「1日会計入力は600行くらい入力できるよね。今日は300行だけどどうしたの?」

などと生産性管理を日常的に行うことも可能です。

生産性指標で管理できるので

「僕は〇〇の資格を持ってますから」

みたいな言い訳で、さぼることもさせません。

さらに、コスト面からも

アウトソーシングに軍配があがります。

日本の給与体系は能力の高い人が

その能力に比例して高い給料を

もらえるようにはなっていません。

3倍の能力でも3倍の給料が

支払われる仕組みになっていません。

そのため、社内の経理スタッフの人件費と

専門職(税理士等)の人件費コストを比べた場合、

後者の方がコスト高になるように思えますが

業務の運用コストととらえると、逆転します。

何故かというと、

中堅・中小企業で働く経理の人は

短時間で高品質な資料(例えば試算表)が作れなかったり

作れたとしても、誰かのチェックが必要になるなど

人手と多くの時間がかかります。

人手と時間がかかるということは、

その分、多くの人件費がかかっているわけです。

一方、税理士等が試算表を作った場合

短い時間で終わるので、結果として社内人件費よりも

かなり安くなります。

はっきりいって、派遣社員が

社内の経理業務をやるなんてナンセンスです。

実は、多くの会社がこのことに気づいて

外部に経理業務をアウトソーシングするように

なっています。

アウトソーシング業界では、

仕事が受けられず、断るくらいです。

では、社内で経理をやり続ける会社は、

どんな会社なのか。

その理由は、

「経理の人を他部署に異動させられない」

ところにあります。

つまり、経理をアウトソーシングするということは、

経理部門の人手が、ほぼいらなくなるので

他の仕事をしてもらう必要があります。

多くの場合、アウトソーシングの検討が始まると

経理部門の人たちが反対します。

そりゃあ、自分の仕事がなくなったら、

今の会社にいられるか心配ですものね

あとは経営者の判断です。

社内の経理の職域を守り、

生産性が低くても仕事を任せておくか、

それとも、生産性を上げることを考えて、

社外に仕事をだすか?

それだけです。

ちなみに、経理サポート会計事務所に

経理アウトソーシングをご依頼頂いているお客様は、

もっと早く頼めばよかった!と皆さん仰います。

そんなわけで、殆どの会社にとって、

経理アウトソーシングは

コスト・生産性面から言うと、正しい選択でした。

そもそも、人が採用できない経営環境の中

大事な分野に人材を投入すべきです。

そう数年前までは・・・

その理由は次回解説します。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。