税理士になりたい人へのメッセージ

税理士試験の合格発表が近づいてきました。

税理士になりたい!という方から

・教えるのが好き

・ありがとうといわれたい

・コンサルティングがやりたい

だから、会計事務所で働きたいという話を良く聞きます。

これって、実は大変なことです。

まず、殆どの人の「教えるのが好き」ということですが、

自分に負担のない程度の勉強をして

分からない人に教えてあげるのが好き、

という感覚です。

もちろん、そういうクライアントの方も

いらっしゃいます。

ただ、大きな法人クライアントになると

普通に経理担当者が、税理士や会計士だったりします。

また、一緒に仕事をする金融機関などには

特定分野について、詳しい知識を持つ方が

たくさんいらっしゃいます。

それに、税金の範囲は広すぎるし、

大きな法人クライアントになると

「シンガポールのタックスヘイブン担当者」など

専門特化した領域で選任担当者が

配置されていたりします。

そういうクライアントにサービス提供するのは、

相当の努力が必要です。

会計事務所の仕事をしていない未経験者は

ウサギやヒヨコの世話をする感覚で

いるのかもしれませんが

実際は、虎やライオンと

対峙していることの方が多いのです。

そして、「ありがとうといわれたい」

ということについて。

友人関係ですと、お金が発生していない関係なので

ちょっと何かすれば、ありがとうと言われます。

ところが、仕事となると一転して変わります。

社内にでも、社外でも

お金が発生している前提なので

やってあたりまえなんですよね。

相手の期待値を超えないと

ありがとうと言われることはありません。

特にクライアントから言われるようになるには

血のにじむような努力が必要です。

最後に「コンサルティングがやりたい」

について。

無から有を生み出すのはとても大変です。

税務は型にハマった話が多いとはいえ

とてもとても大変です。

採用を希望しているときには

そんな思いがあっても実際に仕事をしてみると

やっぱり無理と思って、拒否して、

やらない人が殆どです。

いいですか?

税理士になって会計事務所に入っても、

威張れるのは幻想です。

税理士だけでなく、

士業は武闘家みたいなものですから

大変なことはずっと続きます。

役に立たないと存在価値はありません。

かといって、怖気づいてなにもしないと成長できません。

そうなると、何かできないことにあたっても

できないことを自覚したうえで

全力でできる限り努力するしかないのです。

そして毎日毎日頑張ることで

できることが増えていきます。

一方、すぐに成長できないわけですから

教えて貰ったり、できない部分のフォローなど

周りに迷惑をかけまくることになります。

そうなると、目の前の仕事だけでなく

周りが何をしようとしているか

アンテナを高く張って

自分にできることを職場のメンバーに対して

積極的に貢献することが大事です。

それを続けていくと、

人の気持ちが分かるようになってくるので

クライアントの気持ちが分かるようになり

感謝されることが増えてきます。

・全力の努力

・職場のメンバーへの貢献

・クライアントからの感謝

は、同じサイクルで生まれるもので

全部つながっています。

経理サポート会計事務所では

そういう思いで働ける人を募集しています。

当社で仕事をしてみたい方は

是非お問い合わせください。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。