経営者がなぜトイレ掃除をするのか?

皆さんご存じかもしれませんが、

トイレ掃除をする経営者は多いです。

パナソニック松下幸之助さん

楽天三木谷浩史さん

イエローハット鍵山秀三郎さん

などの方々は大変有名です。

私が、トイレ掃除を知ったのは約15年前。

前職にて会計事務所の人材採用を担当しているときに

他の事務所の採用キャッチコピーで

「会計事務所の基本は便所掃除!!」

という募集広告を見つけ

衝撃を受けました。

実は、募集広告に出すかは別にして、

有名な会計事務所でも、

周辺地域やトイレ掃除を

する事務所は、意外と結構あります。

最近、有名な経営者が

トイレ掃除をする意味が、

少しわかってきました。

トイレを一生懸命に掃除すると

綺麗に見えても汚れていることに気づきます。

意外なところに飛び散ったりしています。

気づく力が養われます。

思うにそもそもトイレが汚い訳ではなくて

使う人間が汚く使っているのです。

また、他の人のトイレを使った後の状態で

その人がどのくらい周りに気を使えるのか、

視野の広さが分かります。

要は、汚く使う人は、自分のことしか

考えていないんですよね。

そんな人が仕事で活躍できるのか?

ということです。

いいですか?

仕事は、

クライアントあってのことであり、

また、働く仲間あってのことであり、

相手の都合を考えず、

自分のやりたいことをすることではありません。

仕事への取り組みは、

クライアントの望んでいることや

同じチームの人間がどういう状況で

どんなことが、一番の課題なのか、

何を考えているのか?

そういう中で、自分はどうすれば

クライアント含め、どうすれば

周りの人が喜ぶのか、

そういう視点で考えることが

大事なことが殆どです。

だから、経営者が

トイレ掃除をやる会社は

細かいところまで気が付くし、

フォローができる。

社員もやるようになって、

さらに相乗効果が増し

業績が伸びるということなのでしょう。