税理士の仕事は用心棒

ある集まりで、経営者の方から

「税理士さんの仕事ってなんなんですかね?」

と言われました。

私は、こんなことを聞かれた場合、

「中小法人とその経営者の用心棒だと思ってます」

と答えています。

特に、税務申告・税務調査、監査対応、

資金調達などなどの場面において、

用心棒としての自覚を持って戦っています。

1.税務申告・税務調査

税務調査では、必ずしも正しいことだけを、

調査官が言ってくるわけではありません。

中小法人の立場に立って、必要な主張を行っています。

税務調査があると、

「この仕入れの内容はなんですか?

調べるために取引先に行きます」とか

「この〇〇の金額は高すぎるので、

〇〇とは言えないんじゃないですか」とか

「〇〇は、交際費に該当するので修正してください」とか

面倒で、嫌なことをいろいろと言ってきます。

もちろん、正しいことであれば従うべきですが

必ずしもそうでもないことも多いんです。

ここを黙っていたり、従順だったりすると

いいようにやられてしまいます。

税法の解釈や事実認定には、幅があるので

意見が異なることとなることが珍しくありません。

ややこしい事案になると

ありとあらゆる書籍を調べつくしても

記載がなかったりするので

評価方法や計算方法について、争うことになります。

以前、100宅地ほどある相続事案において

評価方法の考え方を、民法の考え方だとこうなると

税務署と議論したこともあり、

是認されたこともあります。

もちろん負けることもありますが全力を尽くします。

2.監査

クライアントによっては、

会計士による監査や行政による監査が

あることがあります。

こんな時も会社の立場に立って、

調整や説得して、時によっては戦うこともあります。

以前、社会福祉法人(保育園)の行政監査において

10万円を超える少額備品(16万円)について、

資産計上をして、決算をやり直せと言われたので、

反論したこともありました(大変なことです・・・)。

この指摘に対して、私は、

監査指摘が法に従っていないと、

理詰めで女性担当者を追い詰め

「行政裁量権の濫用ではないか、」などと発言して

泣かせてしまったのは、苦い思い出です・・・

3.資金調達(銀行交渉)

会社組織がそこまで大きくない場合、

金融機関への説明資料を作る手助けや同席

金融機関を紹介など幅広くお手伝いしています。

良くあるのは、借り換えの交渉や

金利ダウンの交渉ですかね。

4.その他役に立ちそうなとき

多くはありませんが、

不動産売買の交渉に一緒にいったり

クライアントの営業提案の中での税務スキームの立案など

クライアントの直接の販売活動を支援しています。

私の気持ちを歌にするとこんな感じでしょうか

おまえ俺の税理士ならば

うちの会社俺より守れ

資金繰りも、考えないといけない

調査や監査で、逃げてはいけない

にゃ~

忘れてくれるな~

俺の頼れる税理士は

生涯、お前ただ一人。

(パクリですみません!)

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