開業医の幸せな引退のために

前回2回のブログで、失敗例から、

医療法人クリニックのは、院長が引退を見据えたとき、

夫婦の生活資金を確保するという観点だけでなく、

クリニックや患者さんを承継するかどうかがセットになり

さらには、相続対策(争族対策)に連動すること。

を説明してきました。

そのため、決めきれなくて

無駄に時間が過ぎて手遅れになるといった

話をしてきました。

【医療法人クリニック独自の問題】

1.自分の退職と後継ぎ問題はセット

自分が退職することと、後継ぎ問題を一緒に考えざるを得ない。

2.医療法人に財産が集中

医療法人に財産が集中し、承継をどうするか決着つけないと決定できない。

【相続一般の問題】

1.平等な相続などありえない

平等に定量を分けることは絶対に不可能。

2.家督相続と平等相続とのギャップ

そもそも立場の違う人に対して、法は同等に財産を分ける考え方なので、実質的には平等にならない。

こうやって問題点を並べてみると

開業医の先生は大変です。

そもそも自分が仕事をし続けながら

自分の引退・老後のことも考えつつ

子供たちがケンカしないようにかじ取りをしないといけないのですから。

しかも揉めない対策は

自分が元気で、お金がある時でないと絶対にできないので

先延ばしをすればするほど不利になります。

そんな先が決まっていないのにすぐに決められないよ

そう思ってしまいませんか?

特にクリニックの後継ぎ問題を棚上げにして

進めるなんてことは不可能。絶対無理。

そう思っていませんか?

でも、可能なのです。

よろしいですか?

相続という制度自体が

そもそも環境や立場が違う人を

平等に取り扱おうとする制度なので

実質的に平等になりえないのです。

誰からも不満が出ないようにしよう、

完璧にしようと思っても

絶対に無理なのです。

であれば、現実的には、

最悪な状況にならないように

自分の立ち位置を確認しつつ、

今の状況が最善であるようにして

前に進むしかありません。

そうすれば、

最終的に最善の状況にはならなかったにしても

前のブログで出てきたような

開業医の引退失敗ストーリーのA先生や

開業医の承継失敗ストーリーのD先生のように

とんでもない目にあうことはありません。

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