私は、セミナーが好きでいろいろ聞きに行っています。
この前、セミナーにて
「『弁護士や税理士』の先生業は、自分はコミュニケーションをとれると思い込んでいる人が多すぎる。」
という話をききました。
例えば、聞く能力。
先生業は、契約した後の人の話を聞いている商売なので、相手が一生懸命自分のことを説明してくれる。だから、人の話を聞いてニーズを掴むのが得意だと思っている。
実際には、契約前の人の話は、聞く機会がないので、本人はできると思ってるけど相手の考えていることが把握できない人が多い(だから仕事が取れない)。
さらに、相手との大きな認識のズレ
例えば、介護関係の会計税務の書類作業などをやった経験が多いということだけで、「介護に強い税理士」と自分では思ってたとしても、それは、会計税務の限られた世界でのこと。
でも、お客さんは、そんな狭い話でなくて、現場のこととか業界のこととか、もっと広い観点で「強い」というのを考えている。
私は、人の気持ちがわかる方かな、
コミュニケーションが取れる方かな、なんて、
ちょっと思っていました。
でも、わが身を振り返ると・・・
私は家では妻の気持ちが掴めず、常日頃怒られ・・・
まるでアメリカと中国のような緊張感をもって
妻と毎日接していることを考えると
私も、得意ではないんでしょうね笑
言われてみれば、先生業は、人の気持ちが分からない人が殆どなのかもしれません。
いい気になりやすい環境が整っている気がします笑
例えば、会計士や税理士がやっているWEBページやブログは、仕事を取る目的でやってることが多い訳ですよ。
でもね、それなのにいきなり専門的な解説をして、
税制の解説やソリューションの提示をしてしまってところが殆どです。
突発的にそんなこと言われても見に来ている多くの人は、訳わからんよね。
書いてあることもよくわからないだろうし。
昔通っていた、かかりつけの皮膚科の開業医の先生のこと
診てもらうと、ドイツ語の医学書をコピーしてくれて、
該当箇所に黄色の蛍光ペンを塗って、解説してくれます。
おまけに、治療法についてのドイツ語の論文なんかもくれるのです。
とっても親切です。
でも、これと同じことをやってしまってる気がするな。
できてるつもりと思わずに、自分の行動を見直してみようと思った一日でした。
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