専制君主と組織論

私は読書が好きです。

特に、司馬遼太郎シリーズを繰り返し読みます。

10回くらい読んでいる本もあります。

自分が年を重ね、立場が変わることで見方が変わるので面白いです。

今日は「坂の上の雲」から、組織論を。

なぜ、ロシアは日本に負けたのか??

それは・・・

専制国家は、

ロシア皇帝の好みで取り立てられたり失脚したりするので、ロシア皇帝の意を汲んだ発言・行動ばかり取るようになる。

自然と、国家あるいは国民のためという発想から遠ざかり自己保身のための発想になってくる。

ここで、はっ、としたのですが、

こういう会社ありますよね。

経営者が、専制君主のように威張り始め・・・

その人は人の意見を一切聞かず、自分本位の意見を押し付けるので・・

優秀な人が次々と辞めていき・・・

気が付けばイエスマンしかいなくなる。

そして、社員は自己保身のための発想が強くなり・・・

委縮し、戦う勇気が持てず、リスクを取らず、逃げてしまう。

そんな組織は、魅力もないので、辞める人も多く、入社する人もいない。

経営者は不安になって、さらに専制君主のように威張る。

さらに全体が悪い方に振れる。売り上げも落ちる。

ビジネスにおいて、成長とは、リスクを取ること。

リスクを取って、たくさん失敗して学んで、大きなチャンスを掴む。

リスクを取らず、こつこつ続けているだけのビジネスには明日はありません。

危険信号は

○○さんがそう言ってるから・・・・

周りが忖度すると傾きます。

でも、難しいのは、威張ってしまう理由は、不安だからだと思うのですよね。

自分に意見してくる人がおらず、周りがイエスマンだと、とっても安心です。

本能のままに暮らしていると、そうなってしまいそうです。

いや、絶対なります!

しかし、それだとチームは崩壊に向かう・・・

今日の気持ちを忘れずに、人間修行をしていきます。

ずっと人生勉強です。

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