税金に拘らない

先日は、専門家として優秀になるために勉強しなければならない、と書きましたが、今日は逆の話を。

会計事務所の人は、どうしても税金に興味が行きがちです。

そして、税金だけが、自分の仕事というようになりやすい。私は、そうならないようにしようとしています。

私は、当事務所とご契約いただく際、

・会社を大きく成長させたいのか?

・会社で利益を出したいのか?

・個人でお金を残したいのか?

・家族に残したいのか?

など、これからどうしたいのか聞くようにしています。

10人いれば10人違うニーズがあります。

お客様、みんながみんな「税」にこだわっているわけではありません。

また、「税」に拘り過ぎると不幸になります。

例えば、相続分野において、
税金を安くするために
親子で10年を超えて海外に移住したり・・・
養子を増やしてみたり・・・
こういうの健全ですか?

もちろん、やりたい方はやってよいのですが

仮に私の家が資産家だったとして、こういう提案を親にしたら勘当されそうです笑

また、不動産の購入をすれば、評価額は下がりますが・・・
実際にその不動産の購入後に将来的に価値が下がっていったら目も当てられません。
それは、不動産価値が上がる前提の時代での税金対策だったのではないでしょうか。

税理士が、税金しか考えていないと、クライアントに不利益になることだってあるのです。

クライアントは、こちらを信頼して、アドバイスを聞くので、私たちは広い視野を持たなくてはいけません。

税に拘り過ぎて、近視眼的にならないように、クライアントの皆様を支えていきたい思います。

経理サポート会計事務所で一緒に働きたい方、業務を依頼したい方、その他当事務所と接点を持ちたい方、是非ご連絡ください。